これから飲食店を経営したいと思った場合、まず最初に算段しなければならないのが飲食店を開業するまでにかかる費用についてです。もしも、自宅などの一部を使用して飲食店を開業をするのであれば、とりあえずお店用の物件を借りる費用の心配はありませんが、自宅以外のどこかで賃貸物件を借りるとなるとかなりの初期費用が必要になりますし、飲食店を営業していくための設備を整えなくてはなりません。その設備を整える費用というものもかなりの金額となってしまうはずです。 そこで飲食店を開業するための初期費用をできるだけ抑えたいという場合には、すでに設備が整っている居抜き物件を借りるという手段があります。ただし、このような物件を借りたからといってすぐに飲食店を開業できるわけではなく、事前に保健所による立ち入り調査を受ける必要があります。その際に衛生面などの営業に向いている店舗であるかがチェックされることになります。

居抜きでも保健所で営業許可の取得が必要

飲食店を始める場合には保健所を訪れて営業許可を得る必要があります。店舗の設備などを審査されますので、以前飲食店をしていた物件を居抜きで借りた場合は必ず審査が通るかと言えばそうでもありません。前の入居者が営業許可取得後に内装などをリフォームしている場合もありますし、食品の取扱量や種類によっても審査基準が異なってきます。その為仲介業者などに原状の設備のままで営業許可は取れると言われても、必ずしも取得できるとは限りません。